昨今スマホ副業は、その手軽さから多くの人々に注目されていますよね。
しかし「スマホ副業は怪しい」と感じる声も少なくありません。
スマホ副業には「簡単に高収入」などの宣伝文句や多くの詐欺的な手法が紛れているため、初心者がそれらの情報が正しく判断するのは難しいですからね。
副業を始めたいけれどそういったリスクが心配で始められない初心者も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、初心者がスマホ副業に安心して取り組むための情報をまとめました。
この記事を読むことで、スマホ副業で騙されないための具体的な注意点がわかります。

目次(クリックすると好きなところから読めます)
スマホ副業ブームの真相は?人気の理由と実態を徹底解説
「スマホがあれば、いつでもどこでも稼げる」
昨今ではSNSやメディアで見ない日はないほど「スマホ副業」が注目を集めていますよね。
この急速な広がりは、私たちの暮らしや社会を取り巻く変化に隠されていました。
会社が後押し!副業解禁の新時代へ
昨今は「副業OK」を掲げる企業が急増していますよね。

実際に
「本業の給料だけでは将来が不安だ」
「新しいスキルを身につけたい」
そんな切実な声もあり、日々スマホ副業への関心は高まっています。
また、2019年末から起きた流行病も働き方を大きく変えました。
この年からリモートワークの実施が進み、通勤時間や労働時間の減少により「余った時間、空いた時間に何かできないか」そういう意欲的な人が、いつでもどこでも取り組めるスマホ副業に興味を持ち始めたというのもあります。
SNSで話題に!身近になった副業のリアル体験
ここ数年でスマホ副業に興味が増えたのは、スマホの進化にもあります。
いつでもどこでも使える高速インターネットにはじまり、高性能カメラ、AIアプリなど、スマホもここ10年で何でもできる高性能のツールとなりました。

そんな中でスキマ時間を最大限活用できる環境が整ったこともあり、現在はスマホ副業にも注目が集まっています。
SNSでは、
「初月から3万円稼げました!」
「子育ての合間でも始められました」
一般人のリアルな成功体験がアップされるようにもなり、副業のハードルは一気に下がりました。
YouTubeでは具体的なノウハウが無料で公開されることもあり、多くの人が副業を始めやすい環境が整っています。
また、スマホ副業の代表の1つとも言えるSNSを使った副業をはじめ、ポイ活やアンケート調査など、初期コストのかからないものがあることからも、スマホ副業の裾野を広げているのではないでしょうか。
専門家も警告?スマホ副業が怪しいと感じる3つの理由
スマホ副業への興味が広がる一方で「怪しい」と感じる人も出てきています。

「誰でも簡単に高収入」という甘い言葉の乱用
SNSや広告で頻繁に見かける副業の中には「スマホでポチポチするだけで月10万円!」といったキャッチーな言葉を使い、多くの人の関心を掴もうとするものもあります。
しかし、現実には「誰でも簡単に高収入を得られる」といった仕事はそうありません。
先日も「タスク副業」なるものがニュースで取り上げられ、消費者庁からも注意喚起の声が上がってました。
消費者庁ホームページ:https://www.caa.go.jp/notice/entry/040985/
その願望と現実のギャップが、スマホ副業に対する不信感を募っているとも言えます。
高額塾への悪質な勧誘
「成功の秘訣を教えます」
「特別なノウハウを伝授します」
といった言葉で、高額な情報商材や塾の購入を促すケースもよく見られます。

その価格に見合った価値提供や実際に結果の出る内容であれば問題ないですからね。
しかし、いざ購入して中身を見ると内容が薄かったり、情報が古かったりと期待外れに終わることも少なくありません。
また、中には「初期費用さえ払えば、あとは楽して稼げる」といった甘い言葉で、悪質な勧誘や詐欺を働く業者も存在して、こうしたケースも含めて怪しさに繋がっているとも言えます。
具体的な内容が不明確な場合が多い
「スマホを使った副業」と一口に言っても、その内容は多岐にわたります。
アンケートモニター、データ入力、アプリ開発、あるいはアフィリエイトや投資、物販など、様々な仕事やビジネスがありますよね。
しかし、多くの広告ではその具体的な仕事内容が曖昧なまま「高収入」や「簡単」といった言葉だけで誘導されることも多いです。
そうした中で中身のない商品が提供されると、不信感も生まれますよね。
9割が落とし穴?怪しいスマホ副業の特徴とその裏側
要注意!「簡単高収入」の危険な誘い文句
「スマホでポチポチするだけで月10万円」
「特別なスキルは一切不要」
「寝ていても収入が入ってくる」
こういった初心者を狙った悪質なフレーズを使って勧誘している業者や広告もよく見かけます。
しかし、副業でも一般の仕事と同様に”楽して稼げる副業”なんて存在しません。
これらの甘い言葉は、詐欺グループが被害者を引き込むために使う常套手段と思った方が良いですね。
SNSや口コミでの過度な宣伝
SNSやブログ、口コミサイトなどで、特定の個人やグループが同一の情報を繰り返し発信し、あたかも多くの実績があるかのように見せかけることがあります。
「毎日3時間で月収50万円達成!」
「主婦でも初月から20万円稼げました♪」
「人生変わりました!感謝です✨」
このような投稿を見かけたことはあるでしょうか?
最近SNSではこうした投稿が増えていて、それをグループでやっているところもあります。
・投稿者のプロフィール写真が異なるのに、文章の特徴が酷似
・いいね数と実際のフォロワー数が不自然
・具体的な仕事内容が一切書かれていない
サイバーセキュリティの専門家によると、これらはAIで自動生成された偽アカウントの可能性が高いといった調査も出ています。

これらの情報は、実際に利用した人の生の声とは限らず、業者が仕組んだ宣伝文句である可能性も高いです。
個人情報の要求
仕事内容と関係のない、銀行口座やクレジットカードなどの個人情報の入力を求められるケースがあります。
・クレジットカード情報
・銀行口座のログイン情報
・マイナンバーのコピー提出
下2つは明らかな詐欺ですが、副業によってはクレジットカードの有無を聞くところもあり、これにも要注意ですね。
一見番号ではないので安心かもしれませんが、実際には「購入費用が払えるかどうか」を見極めている場合があります。
特に「物販」のコンサルや塾ではこのケースがよく見られ、こうした個人情報を聞き出す業者には要注意です。
急かされる勧誘
「今すぐ決断しないとチャンスを逃します」など、焦って決断するように促されるパターンもよくあります。
特にZOOMなどのオンライン通話での勧誘で見られ、その場で決断を迫る業者も多いです。
ある詐欺被害者の声では、
「その面談の中で決断を迫られ、冷静に考える余裕もないまま100万円を支払ってしまいました。後から考えると、焦らされていた自分が情けないです…」
といった生の声も存在します。
冷静に判断する時間を与えない状況も、怪しい業者の特徴です。
実録!被害総額3億円の怪しいスマホ副業の詐欺事例
スマホ副業は手軽に始められることから人気を集めていますが、一方でその巧妙な手口で金銭を騙し取ろうとする詐欺も横行しています。
ここでは、実際に起きた怪しいスマホ副業の詐欺事例をいくつか紹介しますね。

高額商材詐欺
「スマホだけで月収100万円」といった魅力的な言葉で誘い込み、高額な情報商材を販売する手口があります。
しかし、購入した情報商材は、内容が薄かったり、役に立たない情報だったりもします。
サポート体制が整っていると謳いながら、実際には連絡が途絶えるケースも多いですからね。
また、初期費用が安く支払ったものの、次々と追加の商材やツールが勧められるケースもあります。
このケースでは「稼ぐためには必要」と信じ込ませ、次なる商品の支払いを繰り返させるのが特徴です。

情報商材の購入を勧められた際は、一度立ち止まって冷静に判断することが大切です。
本当に信頼できる情報なのか、実績はあるのか、口コミなどを確認しましょう。
少しでも怪しいと感じたら、きっぱりと断る勇気を持つことも大事になります。
投資や投資アプリを装った窃取詐欺
未公開株や仮想通貨など、高配当を謳う投資を持ちかけ、お金を騙し取る手口もあります。
こうした詐欺では「必ず儲かる」「元本保証」といった言葉で安心させ、投資を促してきますが、実際には投資は行われずにお金を持ち逃げされるケースがほとんどです。
「ポンジスキーム」とも呼ばれていて、手口に名前が付くくらい有名な手法になります。
このケースでは、最初に少額の配当を支払うことで信用させ、さらに高額な投資を促されるケースが多いです。
配当が出ている間は安心しがちですが、それは巧妙な手口である可能性が高いと思ってください。
ある日突然、連絡が途絶え、投資したお金が戻ってこなくなります。
他にも投資アプリを持ち掛けるこんな事例も。
投資初心者の20代女性が、SNSの広告で「1日10分で月収10万円」という投資アプリに登録したことから被害が始まりました。
アプリのインストール後、まずは1万円から始められると説明を受け、専用の取引システムにログインします。
しかし、このアプリは実際には個人情報を抜き取るための偽装システムでした。
被害者はクレジットカード情報や本人確認書類をアップロードした結果、50万円の不正利用被害に遭いました。
このような詐欺を防ぐには必ず金融庁の登録を確認し、安易な個人情報の入力は避けることが重要です。
SNSを利用した副業詐欺
SNSを利用した副業詐欺にも気を付けなければなりません。
SNSを利用していると「簡単に稼げる方法を教えます」というDMが届くことがあります。
これに返信すると、サービスの登録や教材の購入を要求されることも。
しかし、支払い後には連絡が途絶えるケースがほとんどです。
SNSでの副業話は、相手のプロフィールや過去の投稿を確認し、信頼できるかどうか慎重に判断することが不可欠になります。
他にもこんな事例が。
30代の会社員がInstagramのDMで「確実に稼げる副業情報」を持ちかけられ、情報商材を購入する詐欺に遭いました。
最初は2万円の教材を購入するように勧められ、その後「上位プラン」として80万円のコースを案内されます。
結果的に約100万円を支払ったものの、得られた情報は一般的なネット記事と変わらない内容でした。
SNSでの勧誘は要注意で、特に「必ず稼げる」という触れ込みには警戒が必要です。
架空の在宅ワーク詐欺
データ入力のような副業を装った、架空の在宅ワーク詐欺にも注意してください。
簡単なデータ入力作業を行うだけで高収入が得られると謳う広告があります。
しかし、作業を完了しても報酬が支払われないことも。
こうした詐欺を防ぐためには、事前に契約内容を確認し、信頼できる企業かどうかを見極めることが必要です。
特に、報酬の支払い条件が曖昧な場合は注意が必要ですね。
実際にこんな事例も。
専業主婦がLINEで「データ入力の在宅ワーク」に応募し、研修費用として5万円を要求されました。
作業内容は企業データの入力とされていましたが、実際の仕事は一切なく、さらに「より高収入の案件を紹介する」として追加で30万円を請求されました。
このような詐欺の特徴は、最初に小額の支払いを要求し、徐々に金額を上げていく手口です。
正規の在宅ワークでは、研修費用を要求されることはありません。
マルチ商法とその類似
紹介した人に報酬を与えるというマルチ商法のような仕組みを取り入れ、新規の参加者を勧誘し続けることで利益を得る手口があります。
STEP1:無料会員登録
STEP2:有料会員への昇格(29,800円)
STEP3:ステージアップ商品の購入(98,000円)
STEP4:ビジネスパートナー認定(298,000円)
STEP5:他の人を勧誘
無料会員登録で「完全無料で始められる」はずが、いろいろなプランや商品を紹介され、それらの購入を促されることもあります。
また、友人や知人を巻き込むことも少なくなく、紹介して信頼を失うのはもちろんですが、その紹介報酬も自分よりも上のレベルにいる人たちに搾取されることが一般的です。
他にもマルチ商法と類似したこんな事例も。
ある大学生がXで「スマホだけで月20万円稼げる」という広告を見て、アフィリエイトビジネスの勧誘を受けます。
登録時に10万円の初期費用を支払い、専用のアプリを使って商品を宣伝する仕事でしたが、実際には存在しない商品の宣伝でした。
さらに、友人を紹介するごとにボーナスが得られると言われ、結果的に知人まで巻き込む二次被害が発生しました。
このような詐欺では、必ず事業者の実在性と取扱商品の確認が必要です。

怪しいと言われるスマホ副業の現状と今後の可能性や課題
手軽さと多様性
スマホ副業は、通勤時間や家事の合間など、スキマ時間を活用できる点が魅力です。
具体的な例としては、アフィリエイトやアンケートモニターなどが挙げられます。
これらは特別なスキルが不要で、誰でも始めやすいのが特徴です。
また、スマホアプリを活用したフリーランス案件も増加しており、専門スキルを活かして収入を得ることができます。
このように、多様な選択肢が提供されている点が、スマホ副業の現状として注目されています。
また、スマホ副業の最大のメリットは、時間と場所に縛られない働き方ができることです。
例えば、子育て中の主婦やフルタイムで働く会社員が、空いた時間を有効活用して収入を得ることもできます。
さらに複数の副業を掛け持ちすることで、一つの収入源に依存しないライフスタイルが実現でき、これは経済的な安定にもつながりますよね。
収入の不安定さ
一方で、スマホ副業には収入が不安定であるという課題もあります。
多くのスマホ副業は報酬が成果に依存しており、安定した収入を得ることが難しいです。
特にスマホ副業の場合は、単価が低いものが多いことから報酬が低くなることも珍しくありません。
そのためにも、できるだけ高い報酬の副業を選ぶ方が良いですね。
また、競争が激化しているため、継続的に成果を出すにはスキルや知識の向上が求められます。

怪しいスマホ副業から身を守るために押さえるべき3つのポイント
インターネット上には魅力的な副業の広告があふれていますが、その中には詐欺まがいのものも存在します。
ここでは、怪しい副業を見分けるためのポイントや注意点を詳しく解説しますね。
「必ず稼げる」広告に注意
「必ず稼げる」「簡単に高収入」などのキャッチフレーズは、詐欺的な副業が多いです。
これらの言葉は、実際には保証されていない成功を暗示しているため注意が必要になります。
多くの場合、こうした広告は不安を煽り、すぐに参加させようとします。
そういった場合は冷静に考えて、報酬が保証されている仕事はほとんど存在しないことを認識しましょう。
こうした詐欺に遭わないためには、慎重に情報を吟味し、信頼性を確認することが重要です。
高額な初期費用を要求する副業
副業を始める際に、登録料や教材費として高額な初期費用を要求される場合があります。
特に「初期投資が必要」として数万円以上を要求する副業は疑わしいと考えましょう。
信頼できる副業は、基本的には少額の費用で始められることが多いです。
高額な費用を求める場合は、そのサービスや商品の詳細を確認し、不審な点があれば参加を控えるのが賢明と言えます。
運営会社の実態を確認する
副業を始める前に、運営会社の実態をしっかりと確認しましょう。
会社名や所在地、連絡先が明確でない場合は注意が必要です。
信頼できる会社であれば、これらの情報は当たり前に公開しています。
また、インターネットで会社名を検索し、評判や口コミをチェックすることも有効です。
ネガティブな情報が多い場合は、慎重に判断しましょう。
信頼性のない会社と関わることで、大きなリスクを負う可能性があります。
まとめ
今回はスマホ副業の怪しさについて取り上げましたが、いかがでしたでしょうか?
スマホ副業は手軽さと柔軟性から今人気を集めていますが、注意も必要です。
多くの企業が副業を推奨し、働き方の多様化が進む中、スマホを活用した副業の魅力は増しています。
しかし、その一方で詐欺まがいの手口も多いです。
・高額な初期費用を要求
・運営会社の実態
・SNSや口コミでの過度な宣伝
・焦らせる勧誘
などには注意が必要になります。
スマホ副業の内容や勧誘にはそれぞれ警戒すべき点があり、信頼性をしっかりと見極めることが重要です。
自分では判断できない場合には、その道に詳しい人に相談してみるのもありですね。
