今回は、ヤフーでアフィリエイトが終了した件で、いろいろな外部の情報で勘違いしている人もいるようなので、その真意をお伝えします。
5月8日にヤフープロモーション広告が、アフィリエイトサイトの掲載を全面禁止したがわかりました。
その発表がこちら
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/announce/672679.html
この発表を受けて、「アフィリエイトは終わった」と思っている方もいませんか?
しかし、結論から言うと、アフィリエイトは終わってません。
アフィリエイトが禁止されているのは、あくまでも「広告」です。
「ヤフーでアフィリエイトが禁止された」
「アフィリエイトそのもの自体が終わった」
と勘違いしている方もいますが、ヤフーの検索エンジン上でブログを表示し、そのブログの中でアフィリエイトをするのは全然OKなんですよ。笑
これを外部の「アフィリエイトは終わった」という、事実とはずれた発信によって勘違いしている方も多いんですよね~。
今日はその勘違いを訂正し、正しい理解をして頂こうと思っているので、アフィリエイトで稼ぎたい方は、この先も読んで頂ければと思います。
・まだまだアフィリエイトでやりたい人
・アフィリエイトで稼ぎたい人
目次(クリックすると好きなところから読めます)
そもそもヤフーがアフィリエイトを禁止した意味
もう1度言いますが、ヤフーがアフィリエイトを禁止したのは、あくまでも「ヤフー広告」であって、ブログでアフィリエイトする行為自体禁止されてません。
要するに、ヤフーの検索エンジン上にブログを表示し、その中でアフィリエイトするのはOKってことですね。
ではなぜヤフー広告の方は、アフィリエイトが禁止されてしまったのか?
広告でのアフィリエイト禁止の裏側
ヤフー広告は、PPCアフィリエイトの主戦場ともなっていた場所ですが、なぜ今になって禁止されたのでしょうか?
その理由は以下の発表に集約されてます。
第2章 3.広告の有用性
(2)アービトラージサイト等、第三者のサイトへのリンクや広告が
多数掲載されているものや、広告のクリック等をさせることを主目的
としているようなものhttps://promotionalads.yahoo.co.jp/support/announce/672679.html
ここでは広告の「有用性」を指摘していて、有用性のないサイトを排除するための策で、禁止に至ったわけです。
要するに、その背景には有用性がなく、「悪質な広告」があったってことですね。
例えば、バイナリーオプション系の詐欺や投資詐欺、フェイク広告といった類の広告が。
ヤフー側からすると、詐欺の入口になってしまっているため、そこを改善したいってことなんですよ。
逆に言えば、これまでそれらのサイトが平然と広告出稿できていたってことにもなりますが。
ここに来て、広告の利益を削ってでも悪徳業者を切る形にして、優良業者のみを受け入れるよう大きく舵を取ったことがわかります。
しかし、これがヤフー広告、そして検索エンジンの長期的運営に繋がるでしょう!
2015年までの検索エンジンの利用データでは、Googleよりもヤフーの利用者の方が多かったみたいですが、2018年はGoogleが7割、ヤフーが2割といったデータも出ているので。
このままではヤバいと思ったんでしょうね。
フェイク広告とは?
ところでフェイク広告って何ってことなんですが、そのままの意味で捉えると「偽物」ってことですよね。
このフェイク広告とは、広告で使われている画像や内容が偽物だったりするものです。
フェイク広告は、NHKのクローズアップ現代でも取り上げられましたが、上記のように芸能人が出ている番組の一部を切り取り、その文言を編集して商品が紹介されていました。
もちろん編集しているので、広告の制作者が本人の許可なく勝手にやっているってことですね。
それが当たり前に広告として使われていて、これを見たユーザーがその商品を購入します。
しかし、実際には広告の内容に書かれてあったような効果はなかったといったことも起き、問題となったんです。
その他にも、バイキングでも紹介された、ヒルナンデスでも取り上げられた、といった番組名を使ったりして、都合の良い箇所だけを切り取り広告を出している人もいました。
フェイク広告は単純にアフィリエイトで稼いでいる広告なので、アフィリエイトサイトも禁止されてしまったと思われます。
例えば、ブログは検索エンジンに評価されますが、その検索エンジンは「ユーザー第一」を考えています。
そのためユーザーに価値のある情報を提供しなければ、上位表示もされません。
一方、PPCアフィリエイトのように、お金さえ払えば上位に来るものに関しては、とにかく汚い手を使っても商品を買ってもらい稼げれば良いと考える人が多いです。
相手のためにやっているのか、自分のためにやっているのか。
ブログとPPCサイトの違いはここです。
だからこそブログでは問題なくアフィリエイトは継続できています。
アフィリエイトはもうオワコンなのか?その真意を客観的に見てみた
そもそもなぜオワコンの空気に?
アフィリエイトがオワコンと勘違いしている人が増える理由は、インフルエンサーの影響もあります。
例えば、下記のようなツイートを見て「終わった」と勘違いしている人もいるでしょう。
Yahooでは6/3から「成果報酬型サイト(アフィリエイトサイトを含む)およびそれと同等と判断したサイトは一切掲載できません」 というルールになります。YDNとかYSSだけで食っていた方は即死でしょうね。 この変更は。 SEO・広告界隈どちらも驚くくらいダイナミックに動きすねー
— 濱本浩二 (@tottori_koji) 2019年5月8日
おぉ?Yahoo!ではアフィリエイトサイトの広告を出稿できなくなるのか。PPCやってる人にはけっこうな打撃では……。アフィリエイトはオワコンやのう。 https://t.co/CRxel6HMes
— イケハヤ社長@ホワイト企業作り (@IHayato) 2019年5月8日
アフィリの命日がどうのこうのって騒ぎが1年くらい前にあったけど、まさに3月からの流れはいよいよ….って感じがする。
命日っていうか、終わりの始まりが3月だったのか。3月 アプデで公式/大手以外吹っ飛ぶ
4月 ITPで成果発生しない
6月 Yリス終了— えだ子@ブログ歴=年齢 (@edamameoomori) 2019年5月8日
ただ、終わったのはあくまでも「ヤフー広告」の出稿であって、ブログのようにそもそも「検索エンジン」を主戦場としている人から見ると、全く痛くもかゆくもない話なんです。
むしろ、フェイク広告のような悪質な広告が、自分のブログの上に表示されなくなったので、これまでよりもアフィリエイトで稼ぎやすくなりました。
やっとあるべき形になりました。
一方で、このPPCアフィリエイトが終了して、アフィリエイト自体がオワコンって言っている人は、そもそもヤフー広告終了の理解ができていないのか、自分のビジネスにおけるポジショントークってところですね。
イケハヤさんが動画を勧める理由
特に大きく影響を与える一人がイケハヤさんですが、この終了のお知らせを受けて下記のような発言をしています。
おぉ?Yahoo!ではアフィリエイトサイトの広告を出稿できなくなるのか。PPCやってる人にはけっこうな打撃では……。アフィリエイトはオワコンやのう。 https://t.co/CRxel6HMes
— イケハヤ社長@ホワイト企業作り (@IHayato) 2019年5月8日
これはハッキリ言って「ポジショントーク」であって、それを理解していない人は、まだ彼のことをしっかりとリサーチしていないってことです。
そして、どんな人なのかも知らずに、その発信の意図を理解せず、文面上の意味をそのまま受け取って「アフィリエイトはオワコン」という思考に、勝手に誘導されています。
もともとイケハヤさんはブロガーとして有名になった方ですが、昨今の時代の流れから今は「インフルエンサー」という位置付けで活動していることはご存知でしょうか?
インフルエンサーが使うツールと言えば、ツイッターやインスタなどのSNS、YouTubeのような動画ですよね。
イケハヤさんはそのインフルエンサーとして、
といったコンテンツを販売したりもしています。
要するに、イケハヤさんはインフルエンサーとして、この商品を売っていかないと利益を得られないので、「ブロガーではなく、インフルエンサーになれ」って発信しているわけですね。
なぜならその方が自分の商品を売りやすいから。
アフィリエイトが完全に終わったわけでもないのに、終わりと言ってるんですから、フェイク広告と似たようなものですよ。笑
気分屋の発信には注意を
また、イケハヤさんのこれまでの傾向としては、「流行りものの市場に乗っかり発信する」といった傾向にあります。
例えば、最初はブロガーという流行りに乗っかり有名になり、その後、「仮想通貨⇒インフルエンサー⇒YouTube」の流れで発信してきました。
しっかりと歴史をリサーチしている方なら、これくらいのことなら追っていると思います。
しかし、その発信に一貫性はなく、流行っている時には「それをやれ」と言いますが、ブームが過ぎ去ればそれはやめてまた次のことを勧めます。
記憶に新しいところで例を挙げると、「仮想通貨」もそうですよね。
仮想通貨の「ネム」と言われるものをめちゃめちゃ勧めてたんですが、当初200円まで上がったネムも4円にまで下がっています。
まぁ下がることは仕方がないと思うんですが、彼の場合は「まだ仮想通貨持っていないの?」というブログタイトルに変えて煽っていたので、反感も買っているんです。
そして、当時も今もブログは続けています。
ブログやアフィリエイトをオワコンと言いながらも。
この事実を見ても、その時の気分によって発信は大きく変わるってことがわかりますよね。
それに付き合っていては、稼ぐのも大変だってことです。
アフィリエイトはまだまだ稼げる。ただ先々も見て行動しないと
アフィリエイトで稼げなくなった時は、このブログの運営が止まった時だと思ってください。笑
このブログが運営されている限りは、まだまだアフィリエイトはいけるなって思って頂いて大丈夫です。
ではそんな中で、今後どのような方針で動いていけば良いのか?
動画が稼げることもたしか
先ほどはイケハヤさんの発言には注意と言いましたが、ただ、動画が稼げることもたしかなんですよね。
私はブログを主戦場にしてますが、動画を否定したりはしません。
むしろ、今年は動画にチャレンジして、自分の幅を広げようと思っているくらいなので。
ただ、動画も簡単に稼げるわけではないんですよね(^^;
動画を選ぶ人もそこだけは知っておいた方が良いでしょう!
YouTubeの収入と言えばアドセンス広告ですが、昨年この基準が厳しくなったのは知っていますか?
・チャンネル登録者数が1000人以上
この基準を満たさなければ、YouTubeで広告収入を得られないんですよね。
チャンネル登録者数は最悪買うこともできるんですが、総再生時間は再生されるしかありません。
要するに、「しっかりと動画の中身も評価されるものじゃなきゃいけないよ」ってことですね。
また、直近では「スクロール動画」などは、アドセンス広告が貼れなくなり、顔出しや発言が重視されるような流れになってきています。
ヤフー広告もそうですが、こういう他社のプラットフォームを使うビジネスは、いずれにせよ厳しい規制は受けるってことです。
その中できちんとやっていく人だけが生き残る。
こういう世界なんですよ。
また、仮にイケハヤさんのような発言に影響を受けて動画に移ったとしても、同じように多くの人が影響を受けて参入することもわかっていないといけません。
そうすると何が起きるか?
広告単価が下がるかもしれません。
例えば、今まで1000人の人に対して広告料を払えばよかったものが、10000人の人に対して払わなければならないとなると、その広告単価は下がりますよね。
なので、ブームのところに乗っかるのも良いですが、市場が大きくなればそれだけ厳しくなるってことも覚えておいた方が良いでしょう。
やっぱりブログから始めるのが無難
それは私自身がブログで生計を立てられるようになったのもありますが、ブログっていろいろメリットがあるんですよね~。
例えば、PPCアフィリエイトが終了しても、ブログは問題なくアフィリエイトができています。
これも1つのメリットですよね。
結局、自分のプラットフォーム(お店)で商売をしているので、広告規制などの影響は受けません。
ブログでアフィリエイトができなくなるとすれば、国による規制か、ASP自体が無くなるかではないでしょうか?
アフィリエイトのように収益を得られる仕組みがなくなってしまうと、価値のある情報も出て来なくなるため、そうなることはなかなかないと思いますけどね。
なぜなら、稼げないのにブログをやろうと思う人は、少ないと思うからです。
その他にもメリットはあります。
・マーケティングが学べる
・リスクや敷居が低い
・広告主に好かれる
・先々に繋がる基礎が作れる
例えば、ブログの書き方を身に付けておけば、YouTubeにも活かせます。
YouTubeにも今SEOと呼ばれるものがあって、実はこれがブログにおけるSEOと良く似ているんですよね。
具体的には、動画内で発言するキーワードや構成なんですが、これがブログの書き方とよく似ていて、ブログを書くようにYouTube動画でしゃべれば、より視聴者を集めやすくなります。
このように、まずはブログでSEOの基礎やまとまりのある文章を書けるようになれば、他のものにも活かすことも可能です。
・マーケティングが学べる
お客さんをどのように集めて、どのように商品を売るのか。
マーケティングは簡潔に言うと、こういうものですよね。
このマーケティングの基礎もブログで身に付けられます。
どのような記事を書き、どんな人を集め、その人に対してどのようにアプローチすればモノが売れるのか。
これができるようになれば、他の場所でも応用することが可能です。
それこそツイッターやインスタ、YouTubeといったSNSでも。
・リスクや敷居が低い
YouTubeを始めようと思った場合、撮影機材や編集ソフトを揃えなければなりません。
私も今年揃えたのですが、それらを揃えるだけでも10万くらいはかかりますかね。
安いカメラを買えばまだコストは押さえられますが、それだと綺麗な動画も作れません。
一方で、ブログは年間1万円程度しかお金がかからないので、赤字のリスクがほぼないんですよね。
それでいて覚えることもYouTubeに比べれば簡単で、ブログの立ち上げ方と投稿方法さえ覚えればOKなので、敷居としては低いと言えます。
YouTubeとなると、動画の撮影方法から編集方法まで覚えなければならないので、1本目の動画を作るだけでもかなりの時間がかかることは間違いありません。
少なくともネットやPCに慣れていない一般の方よりも、できる方だとは思いますが、それでも編集ソフトの使い方を覚えるだけでも結構大変なんですよ(^^;
これに加えて動画の構成や企画、トークスキルが必要になるとなると、かなり敷居が高くなると思いませんか?
・広告主に好かれる
広告主としては、無駄な広告費をかけたくないですよね。
例えば、大手企業のようなとこであれば、テレビやYouTube、Googleなどの、どれくらいの広告効果があるのかわからないところでも、資金を突っ込むことができます。
しかし、中小零細企業となると、そんなイチかバチかで広告をかけることもできませんよね。
その点、ブログアフィリエイトのような「成果型広告」であれば、成果の分だけ広告費を支払えば良いので、企業側からするとリスクもありません。
その効率を考えれば、成果型広告の方がより価値があり、広告主からも好かれやすいと言えるでしょう!
結局は価値提供をできる人だけが生き残っていく
PPCアフィリエイトにしろ、ブログにしろ、YouTube動画にしろ、結局は「価値提供のできる人」だけが、生き残っていくんです。
今回のPPCアフィリエイトが禁止されたのも、価値提供をできない業者を淘汰するためであって、しっかりとクリーンな形で、価値提供さえできれば何も問題はありませんよね。
YouTubeのスクロール動画が禁止されたのも、中身のない動画を排除するからで、審査基準が厳しくなったのも、しっかりと運営している人を選別するためです。
ブログに関してもこれらと同じことが言えて、価値のない情報発信が続けば、広告主から広告の掲載をNGにされる可能性があります。
今後は、広告主が媒体を選ぶ時代に移ってくると思うので、そうなった時にじゃあどこを見るかのか?
それはしっかりと価値提供できているかどうかですよね。
そして、「この媒体にうちの商品を紹介して欲しい」と思われるような媒体を作らなければならないってことです。
いずれは、ユーザーも広告主も運営者も誰もがWINWINの関係を持つ形に、自然となっていくのではないでしょうか?
そこだけは「変わらない軸」と思って、今後の活動に活かして頂ければと思います。
最後までお読み頂きありがとうございましたm(__)m
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